ねらい
教科のねらい
日本の食料生産の現状から学習問題をつくり,統計などの資料を活用して自分の国の食料生産をめぐる問題についてまとめる。また,これからの食料生産について何ができるかを話し合うとともに,クイズをつくることができる。プログラミングで,クイズの順番や手順を考えることで,これまで学習したことと関連付けることができる。
プログラミング学習のねらい
4年生の春の生き物クイズで身につけたスキルを活用する。単元を通して調べた食料品の産地についてクイズをつくることで,より深い理解をする。クイズの情報収集を行い,それらやヒントをどのような順番で,出すかを考える中で,県の特徴や気候と関連付けて考える。
単元計画
- 日本の食料生産をめぐる問題点について考える。
「食料生産にはどんな問題があり,これからの食料生産をどのように進めたらよいだろうか」 - わたしたたちの食生活の変化と食料生産
「日本の食料生産には,どのような問題があるのでしょうか」 - 食の安全・安心への取り組み
「食の安全・安心に対する取り組みは,どのように行われているのでしょうか」 - これからの食料生産について考える。
これからの食料生産について調べたことを振り返り,まとめる。 - スクラッチで「食料生産地クイズ」をつくろう。(本時)
これまで学習した食料生産について話し合ったことをもとに,クイズ番組をつくる。以下の内容も含めたクイズにする。
・食料自給率 ・食の安全・安心
・食料生産に携わる人の問題 ・自然環境とのつながり
- 導入
【前時までの活動】
- 近所のスーパーのチラシから気づいたことを出し合う。
- 本時の課題をつかむ。食べ物の産地調べをしよう。
- 調べ学習を行う。
留意点- 食料品のチラシから,様々な食料品には産地があることに気付き,食べ物の産地調べをしようという意欲をもつ。
- 1人1まいのチラシを用意させる。
- チラシには様々な情報が載っているが,その中に,産地が記されていることに気づかせる。
- 様々な方法で食べ物の産地調べを行わせる。(インターネット,図書資料,チラシ)
- 展開1
- 調べた内容をプログラミング教材scratchを使ってクイズにする。(チュートリアルの活用)
- クイズ作りの準備をするクイズにする手順をワークシートを使って確認する。
・作業の進め方
・クイズにする内容
・クイズの順番
留意点- 事前にチュートリアル作品を使ってデモンストレーション用のクイズを作っておく。
- グループで協力して作るように伝える。
- 食べ物の産地調べの結果をもとにクイズにする内容を選ぶように伝える。
- ワークシートをフローチャートにしておき,クイズの正解・不正解によって条件分岐してクイズをすすめるように伝える。
- 「スクラッチ」で,産地クイズをプログラムする。
(1) ワークシート(フローチャート)を基にクイズをプログラミングする。
(2) クイズプログラムが意図した通りに動くか確認し,修正する。
留意点- 基本のクイズプログラムを使って作成するように伝える。
- クイズをつくりながら,食べ物の産地や,県の特色を意識させる。
- クイズづくりの過程で,正解・不正解によって条件分岐の考え方ができるようにする。
- 自分で意図した通りにプログラムが再生するかを確かめさせ,上手くいかないときはフローチャートで振り返って試行錯誤させる。
- 展開2
- 食べ物の産地調べプレゼンテーションを行う
(1) グループ毎に発表する。
(2) プレゼンテーションについて評価し合う。
(3) クイズプログラムを進めながら必要に応じて教科書の絵や写真で解説する。
留意点- クイズプログラムを使って,相手にクイズに答えさせながらプレゼンテーションすようにする。
- 紹介している児童の様子を観察し,積極的に質問したり反応したりしていたら,ほめる。
- 情報が正しいかなど,教科書を基に説明できるようにさせる。
- 食べ物の産地調べプレゼンテーションを行う
- まとめ
- 学習の振り返りをする。
留意点- 進んでクイズの解答やいいところをを見つけて伝えあうことができたか。
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