ねらい
教科のねらい「たまごから生まれてくるもの」から発想を広げ,たまごの模様,生まれたものなど,イメージを膨らませて作品をつくる。児童は,たまごから生まれてくるものを想像し,そこからイメージを広げてたまごの模様を考えたり,生まれたものをかいたりする。プログラミングによって生まれる,出てくるといったイメージを動的にとらえ,表現できる。動的イメージを実現する喜びや,表現する楽しさを味わわせたい。
プログラミングのねらい
動的なイメージを表すためにプログラミングによってアニメーションづくりを行う。たまごから生まれてくるまでの動きを分解する。次の動作を考えることは,創造を膨らませることにつながる。動作を組み合わせることは,創造の苦手な児童の手助けにもなる。
単元計画
- 「ひみつのたまご」のお話を聞き,たまごから何が生まれるか想像する。
○フローチャートに生まれるまでの様子を表す。 - 生まれてくるものを想像し,たまごの色や模様を細かく設定する。
○プログラミンのコマンドを,分解した場面絵にかき込む。 - ワークシートをもとに,場面絵をプログラミンで作成する。(本時)
○アニメーションにするために,見える,かくすを細かく設定することを伝える。 - 上手くいかないときは,ペアやグループなどで相談し合って解決していく。(本時)
○プログラム動作を見直してみるように伝える。
○表したいアニメーションの動作を細かく分解してみる。 - アニメーションをもとに物語をつくり,プレゼンテーションする。
○電子黒板で作品を紹介する。
○友達の作品のよかったところを伝え合う。
- 導入
- 「ひみつのたまご」のお話を聞く。
- 本時の課題をつかむ。「ひみつのたまご」のお話をアニメーションで表そう。
- 本時の学習内容や作業の順序を知る。
留意点- お話を聞いて、子どもたちから思いついたものをあげさせて,発想が広がるようにする。
- ワークシートに書かれたプログラム作成の手順を確認する。
- 展開1
- 卵から何がうまれるか想像する。
たまごから生まれてくるものを話し合ったり考えたりして自分のイメージを膨らませる。 - 「プログラミン」で,アニメーションをプログラムする。
イメージカードを基にアニメーションをプログラミングする。
留意点- 児童から出てきたイメージを言葉で板書し整理する。
- 生まれてくるものを想像し,たまごの色や模様をかくようにさせる。
- イメージカードを活用し,想像したものを言葉やカードに表していく。
- イメージカードの順序を表したいアニメーションに沿って並び替える。
- イメージカードの順序にはストーリーがあることを伝える。
- 卵から何がうまれるか想像する。
- 展開2
- たまごが割れて何かが生まれる動きのプログラムについて考える
大きさ 色 形 - たまごのわれる様子をプログラムする。
- アニメーションの動き再生して確かめる。
留意点- 友達と,動きなどを相談してよりよい表現方法を考えるように助言する。
- イメージカードを見直し,修正した部分を書き加え,修正したことによりその次の手順がかわることがあることを知らせる。
- たまごの割れる様子を分解しながら,プログラムの手順を考えるように伝える。
- 画面閲覧機能で友達の進捗状況を可視化し,どこを修正していくのが良いのか,どこを進めるべきなのか,友達とアドバイスし合う。
- たまごが割れて何かが生まれる動きのプログラムについて考える
- まとめ
- 学習の振り返りをする。
自分の思い描いた表現をより効果的に伝えるためにアニメーションを作成したことを意識できるようにする。
- 学習の振り返りをする。
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