「季節と⽣き物」に関して収集した情報を⾃分なりに解釈し、クイズを作成するためのシーケンスを理解しながらプログラミングを通してまとめます。
ねらい
教科のねらい
季節ごとの動物の活動や植物の成長について興味・関心をもって追究する活動を通して,動物の活動や植物の成長を季節や気温と関係付けることができる。春の生き物の観察結果を整理するために,クイズをつくることができる。観察結果の整理から,前の季節の様子と比較したり,次の季節の様子を予想することができる。同じ活動を冬に行う場合は,1 年間の変化から,生命の連続性を捉えることができる。
プログラミング学習のねらい
動物の生活とすみか,体のつくりや成長の特徴,植物の葉の色や枚数,幹の大きさなどの特徴を分解して考えると共に,条件分岐を適切に使いクイズをつくる。
単元計画
- 春の生き物の様子
○春の生き物の様子は,冬と比べてどのような違いがあるか話合う。
○生き物の様子が冬と比べて変わってきたのは,どうしてか話合う。 - 1年間の観察の計画
- 身近な動物
○春のツルレイシや「自分の木(個人や班で決めた落葉樹)の様子と気温を調べる。
○これからどのように変わっていくか予想する。 - 植物の様子
○春の植物の様子と気温を調べる。
○これからどのように変わっていくか予想する。 - 「春の生き物クイズをつくろう」(本時)
○スクラッチで自分が調べた生き物の中からクイズをつくる。
○前時までに学習した内容をクイズとして整理する。また,これからの変化の予想についても紹介する。
- 導入
- 前時までの活動を振り返る。
- 本時の課題をつかむ。昆虫クイズをつくろう
- 本時の学習内容や活動の順序を知る。
留意点- 前時までに調べた昆虫のからだのつくり,すみか,えさなどの特色を想起させる。
- 季節と生き物のの関係。
- すみかとえさの関係
- 昆虫のからだのつくりと特色。
- ワークシートに書かれたscratchクイズ作成の手順を確認する。
- 展開1
- 教師のデモンストレーションを見る(チュートリアルの活用)
- クイズ作りの準備をする
○クイズにする内容をワークシートを使って決める。
昆虫の種類 クイズにする内容 クイズの順番
留意点- 事前にチュートリアル作品を使ってデモンストレーション用のクイズを作っておく。
- 「季節と生き物」のこれまでの学習をもとにクイズにする内容を選ぶように伝える。
- ワークシートをフローチャートにしておき,クイズの正解・不正解によって条件分岐してクイズをすすめるように伝える。
- 「スクラッチ」で,昆虫クイズをプログラムする。
○ワークシート(フローチャート)を基に昆虫クイズをプログラミングする。
○クイズプログラムが意図した通りに動くか確認し,修正する。
留意点- 基本のクイズプログラムを使って作成するように伝える。
- クイズをつくりながら,「すみか」「えさ」「からだのつくり」などの特色を意識させる。
- クイズづくりを中で,正解・不正解によって条件分岐の考え方ができるようにする。
- 自分で意図した通りにプログラムが再生するかを確かめさせ,上手くいかないときはフローチャートで振り返って試行錯誤させる。
- 展開2
- プログラミングソフトを活用した「昆虫クイズ」大会を行う
○ペアでクイズを出し合う。
○クイズにした内容について互いに質問し合う。
○クイズプログラムを進めながら必要に応じて教科書の絵や写真で解説する。
留意点- クイズプログラムを使って,相手にクイズに答えさせながらすすめるようにする。
- 紹介している児童の様子を観察し,積極的に質問したり反応したりしていたら,ほめる。
- 情報が正しいかなど,教科書を基に説明できるようにさせる。
- プログラミングソフトを活用した「昆虫クイズ」大会を行う
- まとめ
学習の振り返りをする。
進んでクイズの解答やいいところをを見つけて伝えあうことができたか
検索