考え、議論する道徳の授業


今年度から「道徳」が特別な教科となりました。その理由の一つに,いじめの問題があります。国は,子供たちをいじめの加害者にも,被害者にも,傍観者にもしないために,「いじめは許されない」ということを道徳教育の中でしっかりと学べるようにする必要がある,というメッセージを発表しています。

このような時代背景から,他者の考え方を知ることや,議論を通してさまざまな考え方に触れ,自律的に思考し,一面的な見方から多面的・多角的な見方へと変えていくためにも、これからの道徳は,「考え、議論する道徳」を実施していくことになりました。

8年生ではチーム担任制を導入しているので、道徳の授業もクラスや担任にこだわらず、いろいろな先生が行います。学年職員全員で話し合って教科書から教材を選び,参観をし、反省会を行います。誰が行っても同じ授業にすることが目標です。

今回は、「なみだ」という教材をとりあげました。簡単な内容としては、わざとではないのですが、けがをさせられてしまった私が、けがをさせた相手のことを許せるのか否かというものです。あるグループで、「わざとではないから許してあげる。」という生徒と、「きちんと謝られていないから許したくない。」という生徒が議論をしていました。すると、もう一人の生徒が、「謝らないのではなく、気まずくて謝れないのではないのかな。」とつぶやきました。それを聞いて、許したくないと言っていた生徒も、「そうかもしれないな。」という考えになっていきました。このグループのように、自分の考えだけに固執し続けるのではなく、他者の意見も聞くことによって、多面的・多角的な見方や考え方ができるようになっていくのだと思います。

今後も道徳の授業を中心として各教科で、生徒の成長を認めながら、励ましていきたいと思います。

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