IMG_5999◉つくば市のICT教育(4C学習)

つくば市では,40年前からコンピュータの教育利用を行ってきました。昨今のICT技術の急速な発展により,モバイル端末での野外活用など,これまで教室ではできなかったことがどんどん可能になってきています。そのため,これまでのICT(Information and Communication Technology)の「C」であるCommunicationだけでなく,もっと幅広い教育活動に利用できるのではないかと考え,ICTの「C」に4つの意味(協働力Community,言語力Communication,思考・判断力Cognition,知識・理解力Comprehension)をもたせました。この4Cを未来の子供たちのために大切に実践し,夢感動のある楽しい学校づくりに生かしていきたいと考えています。

◯Communinity(協働力)

・タブレットPCを生かした協働学習

・デジカメやタブレットPCを活用した取材,スタディノートの電子掲示板やテレビ会議を活用した協働学習(小中一貫教育)

◯Communication(言語力)

・スタディノートを活用し自分の考えを分かりやすくまとめる

・電子黒板・スタディノートを活用し,自分の考えを相手に分かりやすく伝える

◯Coginition(思考・判断力)

・タブレットPC・スタディノート・スタディネット・電子黒板を活用したひとりひとりの考えを深める授業(ICT機器を活用し,思考を可視化する)

◯Comprehension(知識・理解力)

・つくばオンラインスタディ(e-learningシステム)を活用した完全習得学習

・電子黒板や指導者用デジタル教科書を活用した分かりやすい授業

 

◉子供たちが創造的に学習するための協働学習ツール「スタディノート」

パワーポイントのように,文字・写真・図・動画を使ってスライドを作成する「ノート」,自分でつくったノートを掲示板に掲示し,市内の学園小中学生全員で情報を共有することができる「掲示板」,自分でつくったノートを友達に送信し,一つのレポートにしたり,教員に自分のノートを送り,指導してもらったりできる「電子メール」,ポスターや壁新聞のような,大きな作品を協働制作することができる「ポスター」,そしてマップ機能で校内探検マップを作ったり,概念マップ(イメージマップ)を作ったりすることができる「データベース」の5つの機能で構成されたツールです。各教科の授業やつくばスタイル科の発信型プロジェクト,小中一貫教育での電子掲示板の利用等で活用しています。

 

◉子供たちが創造的な学習をするためのアクティブ。ラーニングツール「スタディネット」

電子黒板・タブレットPCを組み合わせて効果的に活用することで,瞬時にクラス全員の思考を可視化することができるツールです。書き込んだ感想や意見が瞬時に反映され,電子黒板で同時に見ることができます。子供たち自ら新たな知を創造する学びがより充実したものになっています。

 

◉小中一貫教育(施設分離型)を円滑にするICT教育機器の効果的な活用

・スタディノートの電子掲示板を活用した学園内交流学習

輝翔学園内の小学校同士,小学校や中学校が共に考えを出し合い深め合う学習を行っています。

・TV会議を活用した学園内交流

スタディノートの電子掲示板と併用して,学校間の距離を克服するためスカイプや茨城県教育情報ネットワー クのテレビ会議システムを効果的に活用した授業も行っています。

・スカイプを活用した学園内研修・打ち合わせ

子供たちの授業での活用にとどまらず,職員同士の研修や打ち合わせにも効果的にスカイプ,Lync等によるテレビ会議が活用されています。

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◉つくば市のICT教育関連行事

◯「中学生未来議会」

つくばスタイル科の学習の一環で全学園の8年生を対象に「つくば市中学生未来議会」を行っています。つくばスタイル科で学習したことを,市長に電子黒板を使い提言します。

◯「つくば市プレゼンテーションコンテスト」

電子黒板を使って,生徒が特色ある教育活動をプレゼンテーションするものです。内容はつくばスタイル科部門や外国語部門,学習成果部門の3つの部門で,それぞれの学習した成果の発表とし,4C学習がいかに向上したかを競います。各教科での21世紀型スキルの育成を図っています。

 

◉情報モラル教育の充実

「ネット社会の歩き方」,「茨城県教育研修センター」等の情報モラル教材を効果的に活用し,生徒に適切にICT機器を活用し学習できるようにしています。

また,携帯電話・スマートフォン・SNS(Social Networking Service)の急速な発達により,小中学生が犯罪等に巻き込まれたり,ネット依存症に陥ったりするなど社会問題にもなっています。このような現状を踏まえ,茨城県メディア教育指導員などの外部講師等を招いてネット安全教室を開催し,保護者と共にこれらの問題について考える時間を設けています。また,文部科学省の「情報化社会の新たな問題を考えるための児童生徒向けの教材,教員向けの手引書」を活用しています。

 

※参考 「教育日本一キャンペーン 平成28年度つくば市ICT教育推進プログラム」