9年生はつくばスタイル科の授業で平和新聞の作成を進めています。生徒たちの新聞を読んでいると,今回の修学旅行がどれだけ彼らの心に響いたのかが痛いほどわかります。本人の許諾を得たものを数人紹介させてください。

いざ原爆ドームへ

 原爆の話というのは、ただ「起きた事」として伝えられるだけだったが,実際に体験した人の話を聞くと,やはり生々しい物を感じた。原爆ドームの姿が見えてきた。
 核は絶対に世界にあってはならない物だと思う。仕組みや恐ろしさを聞くとただ,破壊し,うばい,何かを無くす物だからだ。
 地面から数百メートル高い所で炸裂した原子爆弾。その位の高さが最も威力が大きいと言う。計算し尽くされた破壊というのは,耐えがたい矛盾である。
 原爆資料観を見た時,歪んだビン,焼け焦げた弁当箱など,どれも私たちの生活にあるものばかりだった。どれほど大事だったかわからない生活を一瞬で壊された悲しさはどんな物だったのだろうか。


1943/8/6 8:15の悲劇

 この日,広島に原爆が投下された。私は実際に体験していないから,わからないけど,広島に行って現地の人に話を聞いてとてもショックを受けた。
 広島に投下されてしまった原爆は今でも世界のいろいろなところで作られている。ある国はこれをミサイルで飛ばす実験を繰り返している。私が思うに,たぶんそうした国の人々は原爆のことをよく知らずに,もしこれが自分の所に落ちてきたらどうしようなんて考えていないのだと思う。
 そんな,世界中の人のために広島記念公園がつくられたのだと思う。広島記念公園には被害にあってしまった人たちがねむる山のようなものがある。私たちはその山の前で歌った。私にとっては山の前で歌っていた時間が一番平和について考えさせられた時間だった。

これから,この平和新聞をもとに,クラスごとに発表会を行う予定です。

平和について考えた修学旅行