去る10月3日(火)5・6時間目に,5学年行事『楽しく学ぶこわい災害』が開催され,たくさんの保護者の皆様にご参加いただきました。講師は,昨年度に引き続き,Dr.ナダレンジャー(納口泰明先生)。普段は,雪崩などの自然災害について研究されている理学博士Dr.ナダレンジャーが,雪崩,地震の原理などについて,助手のナダレン子さんと協力しながら,楽しく分かりやすく子供たちに解説してくださいました。お手製の様々な実験道具を用いて,体験しながら学んでいく科学実験教室なので,子供たちも興味津々。実験への体験者を募る場面では,たくさんの子供たちが積極的に手をあげ,競争になるほどでした。


数年前につくば市内でも大きな被害をもたらした竜巻のしくみを知る実験では,バケツ型の突風マシーンを利用し,局所的に風がおこる様子を体感しました。また,雪崩の怖さを知るコーナーでは,雪崩実験装置「ナダレンジャー」を使って,雪崩が起こる原理とその速さを,実験に参加した子供たちそれぞれが自分の目で見て感じることができました。


地震について学ぶ場面では,発泡スチロール製の模型やスポンジをビルに見立てて,地震の大きさが建物の揺れにどう影響するのかについて学びました。


合間には,皿回しや,傘の上でのボール回しなどの大道芸も取り入れられ,笑いあり,興奮ありの,あっという間の2時間でした。災害は,規模が大きくなればなるほど被害も大きくなりますが,原理を突きつめていくと怖いものではなくなるという不思議さを学んだ子供たち。災害の仕組みを知ることは自分の身を守ることにつながる,と知ることができた有意義な時間だったと思います。

Dr. ナダレンジャー(納口泰明)さんのプロフィール
 北海道出身。北海道大学大学院理学研究科修了,理学博士。専門は雪崩などの自然災害のメカニズムを研究。その一方で,雪崩実験装置「ナダレンジャー」,地盤液状化ボトル「エッキー」を考案し,年間200日以上,自ら「Dr.ナダレンジャー」に変身し,幼児・小・中・高・大学生そして社会人や専門家を対象とした防災科学教育を実践。2007年3月こうした活動が評価され,平成基礎科学財団(ノーベル物理学賞受賞者小柴昌俊東京大学特別栄誉教授が設立)による第3回小柴昌俊科学教育賞奨励賞を受賞。2009年8月,経済産業省関連「第3回キッズデザイン賞」において,「Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室」審査委員長特別賞を受賞。2012年4月,Dr.ナダレンジャーによる防災科学実験が「平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞。また,これまでの科学教育の功績をたたえられ,つくば市により2015年7月,「つくば科学教育マイスター」第1号に選ばれました。

ご協力いただきました先生方,ご参加いただきました保護者の皆様ありがとうございました。

5学年委員一同