H21年度全国学力・学習状況調査の調査結果について
1 つくば市の調査結果と概況
全国学力調査では,国語と算数・数学について,知識を問うA問題と知識を活用する力をみるB問題がそれぞれ出題されている。市内の平均正答率は,都道府県順位に当てはめると,小学校では回を重ねるごとに1位ずつ順位を上げ全国3位となり,中学校では3年間全国2位を維持した。

※ 縦軸(「全国平均正答率との差」)の「0」は,全国平均正答率を基準としたことを表している。
本市の特徴として,小中学校ともにすべての調査でA問題よりもB問題の平均正答率が全国平均を上回っていることにある。中でも,数学Bは,全国に比べ8.3ポイント上回り,都道府県順位に当てはめた場合全国1位となった。
ただ,算数Aは,一昨年度8位,昨年度5位であったが,全国を3.6ポイント上回るだけとなり都道府県順位に当てはめた場合全国7位であった。算数の基礎学力をみる知識の分野に課題を残した。
2 児童生徒の学力
児童生徒質問紙(●)や学校質問紙(◆)からみた正答率に反映していると思われる要因
(1) 小学校国語
● 国語の授業で目的に応じて資料を読み,自分の考えを話したり,書いたりしている。
● 国語の授業で自分の考えを書くとき,考えの理由が分かるように気をつけて書いている。
● 国語の授業で意見などを発表するとき,うまく伝わるように話の組み立てを工夫している。
● 国語の授業で文章を読むとき,段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる。
◆ 博物館や科学館,図書館を利用した授業を行っている。
◆ 国語の指導として,発表や自分の考えを整理する際に,児童がコンピュータ等を使う学習活動を行っている。
(2) 中学校国語
● 国語の授業で自分の考えを書くとき,考えの理由が分かるように気をつけて書いている。
● 国語の授業で文章を読むとき,段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる。
● 国語の授業で意見などを発表するとき,うまく伝わるように話の組み立てを工夫している。
◆ 国語の指導として,目的や相手に応じて話したり聞いたりする授業を行っている。
(3) 小学校算数
● 算数の授業で公式やきまりを習うとき,そのわけを理解するようにしている。
● 算数の問題の解き方が分からないときは,あきらめずにいろいろな方法を考える。
◆ 算数の指導として,実生活における事象との関連を図った授業を行っている。
◆ 算数の指導として,教員がコンピュータ等を使って,資料等を拡大表示したり,デジタル教材を活用するなどの工夫をしている。
◆ 算数の授業において,習熟度別の少人数による指導を行っており,学習集団の習熟度に合わせての教材を組み合わせたものを用いている。
(4) 中学校数学
● 数学の授業で公式やきまりを習うとき,その根拠を理解するようにしている。
● 数学の問題の解き方が分からないときは,あきらめずにいろいろな方法を考えている。
● 数学の授業で学習したことを普段の生活の中で活用できないか考えている。
◆ 数学の指導として,発展的な学習の指導を行っている。
◆ 数学の指導として,実生活における事象との関連を図った授業を行っている。
◆ 数学の指導として,発表や自分の考えを整理する際に,生徒がコンピュータを使う学習活動を行っている。
3 児童生徒の学習状況
児童生徒質問紙(●)や学校質問紙(◆)からみた正答率に反映していると思われる要因
(1) 小学校
● 普段の授業では,本やインターネットを使って,グループで調べる活動をよく行っている。
● 家で自分で計画を立てて勉強をしている。
● 家で学校の授業の予習をしている。
● 家で学校の授業の復習をしている。
● 普段(月〜金曜日),1日あたりどれくらいの時間,テレビやビデオ・DVDを見たり,聞いたりする時間は全国平均より少ない。
● 家でテストで間違えた問題について,間違えたところを後で勉強している。
● 新聞やテレビのニュースなどに関心がある。
● 家の人と普段(月〜金曜日),朝食を一緒に食べている。
◆ 放課後を利用した補充的な学習サポートを実施している。
◆ 児童に将来就きたい仕事や夢について考えさせる指導をしている。
◆ 学校支援ボランティアの仕組みにより,保護者や地域の人が学校における教育活動や様々な活動に参加してくれる。
(2) 中学校
● 普段の授業では,本やインターネットを使って,グループで調べる活動をよく行っている。
● 普段の授業では,生徒の間で話し合う活動をよく行っている。
● 土曜日や日曜日など学校が休みの日に,3時間以上勉強をしている。
● 家でテストで間違えた問題について,間違えたところを後で勉強している。
● 新聞やテレビのニュースなどに関心がある。
◆ 地域の人材を外部講師として招聘した授業を行っている。
◆ ボランティア等による授業サポート(補助)を行っている。
4 これまでの教育委員会としての取り組み
○ 記述式問題で正答率が高いことについて
(1) 学校訪問,研究会の開催等において指導力向上のための支援を行っている。
1. 国語科における支援
・書く能力の系統性に配慮して指導することや,どのような力を身につけさせたいのかを明確に示した上で指導することについて助言している。
2. 算数・数学科における支援
・数学的な思考力・表現力・伝え合う力を育てる授業,学習課題の工夫,説明し伝え合う活動について助言している。
(2) 児童生徒の読書意欲を高めることにより,読解力をはじめ,表現力や思考力の伸長を図っている。
(3) ICT教育を推進し,基礎・基本を充実させる授業や発展的な課題にチャレンジする等,一人一人が興味を持って取り組める授業を図っている。
(4) 少人数指導やTTを活用した授業を推進し,問題解決学習や習熟度別学習,学び合う学習を積極的に行うよう支援している。
5 これからの取り組み
(1) 基礎的・基本的な知識及び技能の確実な習得を徹底させる。
(2) 生徒自らの学習意欲を高めるため,大学生を活用し学習支援を行う「放課後学習チューター制度」を進める。
(3) 義務教育9年間の一貫した課程で進める小中一貫教育を推進し学びの連続性を確保する。
|
H20年度全国学力・学習状況調査について |
TOP |


